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デジコン編集部 2025.2.7

大成建設。3Dプリントで柱の耐震補強。外部支保工が不要に

CONTENTS
  1. 短繊維モルタルで外殻を印刷、バサルト補強材で強度向上
大成建設は、3Dプリンティング技術を用いた柱の耐震補強工法の性能確認実験を公開し、従来の鉄筋コンクリート柱より高い耐震性能を確認したと発表した。

短繊維モルタルで外殻を印刷、バサルト補強材で強度向上


既設柱の周囲に補強筋を配置し、その間を縫うように短繊維補強モルタルを3Dプリントで積層する。

外殻と既設柱の間に高流動コンクリートを充填する際の圧力を、高強度の外殻が支える。


これにより、従来必要だった外部支保工を完全に省略することが可能となった。

補強筋には新素材のバサルトFRTPロッドを採用し、耐震性能を大幅に向上させている。

内閣府のSIPプログラムの一環として開発され、約30名の関係者が実験を視察した。

今後は性能・品質評価法を含めた技術パッケージとして展開し、実用化を目指す。



参考・画像元:大成建設株式会社プレスリリースより
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デジコン編集部

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