戸田建設、トンネル切羽監視をドローンで自動化。2時間の作業を17分に短縮

戸田建設は、SpiralとGreenBeeと共同で、山岳トンネル工事の切羽観察を自動で行うドローンシステムを開発し、実トンネルでの検証に成功したと発表した。

GPSなし環境で重機を自動回避、AIが切羽を評価

従来の目視による切羽観察作業を、ドローンによる自動撮影とAI評価で完全自動化する。

人工衛星の電波が届かないトンネル内でも、独自の技術で自律飛行が可能となっている。

日々変化する重機や坑内設備を自動で回避しながら、切羽位置を自動検知して撮影する。

充電ポートからの離陸、撮影、着陸までの一連の動作を完全自動化した。


AIが数百枚の写真から最適なものを選び、切羽の状態を自動評価する。

これまで2時間を要していた作業が、撮影6分、データアップロード1分、AI評価10分の計17分で完了する。


建設業の技術者不足や危険作業の無人化に向けた取り組みとして期待される。