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デジコン編集部 2025.1.29

奥村組、能登半島の災害廃棄物をAIで分類。ハイパースペクトルカメラで材質を自動判別

CONTENTS
  1. 近赤外線カメラとドローンで12ヘクタールの廃棄物を3次元計測
奥村組は、能登半島地震の災害廃棄物仮置場において、ICT技術を活用した廃棄物の種類と量の推定実験を実施したと発表した。

近赤外線カメラとドローンで12ヘクタールの廃棄物を3次元計測


900〜1,700nmの波長領域を撮影できるハイパースペクトルカメラにより、混合した廃棄物を材質別に分類できることを実証した。

一般カメラの赤緑青3波長に対し、より広範な波長帯で材質の違いを判別する。

木くず、プラスチック、布など、目視では判別困難な廃棄物の自動分類に成功した。

廃棄物量の推定には、iPhone搭載のLiDARセンサーとドローン撮影を併用している。




珠洲市のジャンボリー会場跡地約12ヘクタールで点群データを取得し、3次元モデル化を実現した。

災害廃棄物処理実行計画の迅速な策定を支援する技術として、実用化を目指している。




参考・画像元:株式会社奥村組プレスリリースより
WRITTEN by

デジコン編集部

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