シャープ、古野電気と建設向け衛星通信を共同開発。地下や高層階での通信環境を整備

シャープは古野電気との衛星通信アンテナ開発における協業を建設分野に拡大すると発表した。

地下や高層階など通信困難な建設現場での高速通信環境を実現する。

小型・軽量アンテナとWi-Fiシステムを組み合わせ

シャープはスマートフォン開発で培った技術を活かし、小型・軽量なLEO/MEO衛星通信アンテナを開発中だ。

古野電気の建設現場向けWi-Fiシステムと連携し、建設DX向け衛星通信ソリューションを共同開発する。

工事の進捗に合わせてネットワークエリアを柔軟に変更できる仕組みを実現する。

本システムにより、緊急連絡や遠隔監視など、通信困難な環境での施工管理を効率化する。

両社は9月から船舶向け衛星アンテナで協業しており、今回建設分野へと展開を広げる。

12月11日からのJAPAN BUILD TOKYOにて、本ソリューションの参考展示が行われた。