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デジコン編集部 2024.11.28

大林組、解体現場の鉄スクラップを新築工事に再利用。港区で1000トン規模のリサイクルを実施。CO2排出量を60%削減

CONTENTS
  1. トレーサビリティを確保。素材の環境配慮度を可視化
  2. 電炉鋼材の活用でアップフロントカーボンを大幅削減
大林組は、建設資材の脱炭素化に向け、解体工事で発生する鉄スクラップを電炉鋼材として再生し、新築工事で使用する水平リサイクルフローを構築した。

建材商社、金属リサイクル事業者、電炉鉄鋼メーカーと連携し、輸送ルートと事業者選定を最適化することで、輸送時のCO2排出削減も実現する。

第一弾として、東京都港区北青山三丁目の解体工事で発生する約1000トンの鉄スクラップを活用する。

トレーサビリティを確保。素材の環境配慮度を可視化


従来は把握が困難だった鋼材の来歴や品質確認の履歴を、水平リサイクルフロー内で追跡可能とした。

デジタル製品パスポートのニーズに応え、環境配慮度の証明・共有を実現する。

電炉鋼材の活用でアップフロントカーボンを大幅削減


高炉鋼材の新材と比較して、製造時のCO2排出量を約60%削減できる。

2050年のカーボンニュートラル実現に向け、建設物のライフサイクル全体での排出削減に貢献する。


参考・画像元:株式会社大林組プレスリリースより


WRITTEN by

デジコン編集部

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