国交省、トンネル発破作業の自動化技術を公募。12月13日まで受付。労働災害防止と人手不足解消へ

国交省と一般社団法人日本建設機械施工協会は、山岳トンネル工事における発破作業の自動化・遠隔化技術の公募を開始した。

山岳トンネル工事では、切羽鏡面での作業時に発生する肌落ち等による労働災害が課題となっている。


他の工程では自動化・遠隔化が進む一方、発破作業は作業内容の複雑さから技術開発が遅れている現状がある。

開発状況の把握から活用促進へ。公募で基礎資料を収集

公募期間は2024年11月15日から12月13日までとし、協会ウェブサイトで応募要領を公開している。

収集した情報は、今後の技術開発促進と活用に向けた基礎資料として活用される。


建設業界全体で進む労働者減少と熟練技術者不足の解消に向け、施工の省力化技術の普及を目指している。