ニュース
デジコン編集部 2024.11.13

BIM/CIMの配筋モデル作成を効率化。八千代エンジニヤリングらが自動生成ツールを開発。従来比10分の1の作業時間でウイング付きボックスカルバートに対応

CONTENTS
  1. 鉄筋の属性情報と数量を自動算出。施工記録や維持管理情報も後付け可能
八千代エンジニヤリングは、大林組、建設技術研究所との3社共同で、ボックスカルバートのBIM/CIM配筋モデル自動生成ツールの機能を拡張した。

新機能により、縦断勾配やウイング、地覆など複雑な形状を持つボックスカルバートの3次元モデル作成に対応し、鉄筋の2段配置や継手方式の選択も可能となった。

従来は3次元CADソフトでの手作業が必要だった工程を、パラメータ入力だけで完了できるため、作業時間を10分の1程度まで短縮できる。


鉄筋の属性情報と数量を自動算出。施工記録や維持管理情報も後付け可能


鉄筋の名称や径、長さなどの基本情報は、モデル作成時に自動的に属性情報として付与される。


コンクリート打設時の品質管理記録や補修履歴などの情報も、後から手動で追加できる機能を実装している。

鉄筋径ごとの重量や継手箇所数も自動で算出され、手作業によるミスを防止する。

3社は本ツールを通じて3次元設計の標準化を進め、建設業界のDX推進に貢献することを目指している。


参考・画像元:八千代エンジニヤリング株式会社プレスリリースより
WRITTEN by

デジコン編集部

建設土木のICT化の情報を日々キャッチして、わかりやすく伝えていきます。

会員登録

会員登録していただくと、最新記事を案内するメールマガジンが購読できるほか、会員限定コンテンツの閲覧が可能です。是非ご登録ください。