安藤ハザマ、月面開発に向け宇宙技術未来創造室を設立

安藤ハザマは、将来の宇宙関連事業への参画を目指し、「宇宙技術未来創造室」を新設した。

月面開発への具体的アプローチ

同社は、建設業界での実績を活かし、月面開発をターゲットとした技術開発に着手する。

筑波大学の松島亘志教授との共同研究では、月面の土質力学的特性の解明と、これを建設基盤・資材として活用する方法の開発を進める。

成長市場への戦略的参入

世界の宇宙産業の市場規模は現在約54兆円で、2040年までに約140兆円規模まで成長すると予測されている。

安藤ハザマは、土木・建築分野で培った技術を応用し、この成長市場での事業拡大を目指す。

さらに、国内外の企業や大学との連携を強化し、技術開発を加速させる方針だ。

人材育成との相乗効果

本プロジェクトは、「建設業界で最も従業員を大切にする会社」を目指す同社の人材育成戦略の一環としても位置付けられている。

月面開発という新領域への挑戦を通じて、従業員の創造力と技術力の向上も図る。