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サンコーの次世代フルハーネス。医学的知見を活かした設計でグッドデザイン賞を受賞
サンコーは、高所作業用の墜落制止用器具「EASY Harness CROSS」を発表し、その優れた安全性と機能性が評価され、2024年度グッドデザイン賞を受賞した。
従来のフルハーネスでは、墜落制止時に装着者が前傾姿勢となり、鼠径部への負荷集中が大きな課題であった。
新製品は、新潟大学大学院の榛沢特任教授と聖マリアンナ医科大学の三橋特任教授との共同研究により、血流阻害を最小限に抑える設計を実現している。
特に、腰周りと骨盤部分のベルトによる面支持機構により、長時間の宙吊り状態でも身体への負担を大幅に軽減することに成功した。
本製品は、体の側面でベルトが交差する「クロス構造」を採用しているが、交差部を固定しない設計により、あらゆる作業姿勢での動きやすさを確保している。
両腰に搭載された「スマートスライド」機能は、ベルトの動きを最適に制御し、優れたフィット感を実現するとともに、腿ベルトのずり下がりも防止する。
さらに、特許出願中の緩み防止カバーにより、長時間の使用でも微細なベルトの緩み(マイクロスリップ現象)を防ぐことに成功している。
サスペンショントラウマ(宙吊り状態による血流阻害症候群)対策として、別売の補助器具「エマージェンシーストラップ2」も開発された。
本体は最大使用質量130kgまで対応し、肩・腿・骨盤ベルトには幅45mmのポリエステル素材を採用、耐久性と装着感の両立を実現している。
全てのパーツを新規開発し、ベルトには点検用の2mmガイドラインを設けるなど、細部まで安全性を追求した設計となっている。
医学研究に基づく画期的な安全設計
従来のフルハーネスでは、墜落制止時に装着者が前傾姿勢となり、鼠径部への負荷集中が大きな課題であった。
新製品は、新潟大学大学院の榛沢特任教授と聖マリアンナ医科大学の三橋特任教授との共同研究により、血流阻害を最小限に抑える設計を実現している。
特に、腰周りと骨盤部分のベルトによる面支持機構により、長時間の宙吊り状態でも身体への負担を大幅に軽減することに成功した。
独自の機能性と使いやすさ
本製品は、体の側面でベルトが交差する「クロス構造」を採用しているが、交差部を固定しない設計により、あらゆる作業姿勢での動きやすさを確保している。
両腰に搭載された「スマートスライド」機能は、ベルトの動きを最適に制御し、優れたフィット感を実現するとともに、腿ベルトのずり下がりも防止する。
さらに、特許出願中の緩み防止カバーにより、長時間の使用でも微細なベルトの緩み(マイクロスリップ現象)を防ぐことに成功している。
安全性能の新たな基準を確立
サスペンショントラウマ(宙吊り状態による血流阻害症候群)対策として、別売の補助器具「エマージェンシーストラップ2」も開発された。
本体は最大使用質量130kgまで対応し、肩・腿・骨盤ベルトには幅45mmのポリエステル素材を採用、耐久性と装着感の両立を実現している。
全てのパーツを新規開発し、ベルトには点検用の2mmガイドラインを設けるなど、細部まで安全性を追求した設計となっている。
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