富士フイルム 、1億画素カメラとドローンの組み合わせで広域撮影を実現へ

富士フイルムは、高性能ミラーレスカメラ「GFX100シリーズ」と長時間飛行ドローンを組み合わせた遠隔撮影技術の検証を開始した。

超高精細撮影の新たな可能性

GFX100シリーズは、1億200万画素のラージフォーマットセンサーを搭載し、一般的な2600万画素カメラと比較して約4倍の面積を撮影できる。

本体重量約883グラムと軽量であり、ドローンへの搭載に適している。

また、民生用カメラシステムをそのまま使用できるため、専用カメラと比較して大幅なコスト削減が可能だ。

長時間飛行と高精細撮影の融合

石川エナジーリサーチ社のハイブリッドドローンは、約90分間の長時間飛行が可能である。

この性能により、広大な範囲の連続撮影や、天候変化への柔軟な対応が可能となる。

両社は、大型設備の点検、農園・森林の管理、災害現場の確認など、様々な用途での活用を目指している。

技術検証では、石川エナジーリサーチ社がドローン上でのカメラ遠隔制御ソフトウェアの開発を担当し、富士フイルムが技術支援を行う。この取り組みは、2024国際航空宇宙展でも展示される予定である。