戸田建設、AI活用の自動議事録作成ツールを開発。会議の大幅なコスト削減と効率化

戸田建設は、生成AIを活用した自動議事録作成ツール「Make-Minutes」を開発した。

このツールは、会議の音声データから自動的に議事録を作成し、大幅な時間とコストの削減を実現する。

AIが会議を要約、次のアクションまで提案

Make-Minutesの特徴は、音声認識AIによる文字起こしと、大規模言語モデル（LLM）による要約機能の組み合わせにある。

ユーザーは音声ファイルをアップロードし、会議の基本情報を入力するだけで、AIが自動的に議事録を作成する。




特筆すべきは、議題ごとの議論内容のサマリーに加え、決定事項や次のアクションまでAIが提案する点だ。

さらに、あらかじめ定められたフォーマットに沿って出力されるため、人間が作成した議事録と遜色ないクオリティを実現している。

開発の背景と今後の展望

本ツールは、戸田建設のDX推進室の社員が個人的な取り組みとして開始し、社内での評価を経て本格的な開発に至った。

現在、戸田建設では建築パースへの生成AI活用など、さらなる領域でのAI活用を目指している。

これらの取り組みは、建設業界におけるデジタル化の加速と、業務効率の飛躍的な向上につながると期待されている。