「金本組（宮崎県）」、 3次元配筋検査システム「Modely」/ 3Dインフラ補修システム「Hatsuly」の九州エリア正式販売代理店に

宮崎県の建設会社、金本組は、DataLabs社が開発した3次元配筋検査システム「Modely」と3Dインフラ補修システム「Hatsuly」の九州地域における正式販売代理店となることを発表した。

現場経験を活かした独自のサポート体制

金本組の強みは、多数の建設ICT現場を経験した技術者の知見にある。

同社は、Modelyの点群データ取得やHatsulyの活用方法について、現場ごとに異なる環境に応じた適切なアドバイスを提供できるという。

金本組の金本純一社長は、「我々の経験と知識を活かし、これらの革新的なツールの可能性を最大限に引き出すサポートを提供したい」と述べている。

Modelyは、LiDAR付きiPadを使用して点群データを取得し、配筋検査項目の実測値を自動で帳票化するシステムだ。

一方、Hatsulyは、スマートフォンやタブレットで取得した3次元データを用いて、インフラ補修工事の調査や出来形管理を効率化するツールである。

両システムともNETIS（新技術情報提供システム）に登録されており、国土交通省が推進する「i-Construction 2.0」の実現に寄与するものとして期待されている。

金本組は、これらのツールの導入から教育、実際の出来形計測まで一貫したサポート体制を整えており、建設業界のDX推進に大きく貢献すると見られている。

建設業界関係者からは、「現場経験豊富な企業がサポートすることで、新技術の導入ハードルが下がる」との声が上がっている。