建設業界の未来を変える「e建機®チャレンジ 2024」開催。プロゲーマーや建設のプロ、学生など遠隔操作で建機を操る

一般社団法人千葉房総技能センターとTDBCは、2024年10月24日に建設機械の遠隔操作競技会「e建機®チャレンジ 2024」を開催すると発表した。


この革新的なイベントは、建設業界が直面する人材不足と生産性向上の課題に対する新たなアプローチとして注目を集めている。

eSportsの技術を建設現場へ

競技会では、プロのeSportsチーム「Sengoku Gaming」や大学生チームなど、多彩な参加者が六本木から約50km離れた千葉県の建設現場にある重機を遠隔操作する。

参加者たちは、ゲーム感覚で建機を操作し、タイムと正確性を競う。

この取り組みは、建設業界への新たな人材の流入を促すとともに、遠隔操作技術の実用化を加速させることを目的としている。

建設業界では、2025年までに技能労働者が200万人を下回ると予測されており、人手不足の解消が急務となっている。

また、2024年から適用される時間外労働の制限にも対応するため、生産性向上が求められている。

TDBCの関係者は、「この競技会を通じて、若者や異業種の人材が建設業界に興味を持つきっかけになれば」と期待を寄せている。



イベントの模様はYouTubeでライブ配信され、業界関係者だけでなく一般の視聴者にも公開される。