国交省、インドネシアで建設業界ジョブフェア開催。外国人技術者採用支援に本腰

国土交通省は、インドネシアにて中堅・中小建設企業向けの外国人技術者採用支援ジョブフェアを開催した。

この取り組みは、日本の建設業界における人材不足解消と国際化推進を目的としている。

現地学生と日本企業のマッチング

イベントは2024年9月12日にインドネシア大学、13日にジャカルタ市内の施設で行われ、両日合わせて230名を超える学生が参加した。


参加企業は、外国人技術者の採用を希望する日本の中堅・中小建設企業の経営者層や海外事業責任者たちである。

学生側は建築学や土木工学を専攻するインドネシアの大学生や卒業生が中心となった。

ジョブフェアでは、企業ごとのプレゼンテーションやディスカッション、さらに具体的な採用につながる個別面談も実施された。

多くの学生が各企業ブースを熱心に訪れ、日本の建設企業への高い関心が伺えたという。

今後の展開

国土交通省は、11月30日にホーチミン、12月2日にハノイでも同様のジョブフェアを開催する予定だ。

これらの取り組みは、日本の建設業界の国際化と人材確保に大きな一歩となると期待されている。

建設業界関係者からは、「海外の優秀な人材確保は業界の未来にとって不可欠」との声が上がっている。

一方で、「言語や文化の違いによる課題にも注意を払う必要がある」という指摘もある。

今後、こうした国際的な人材採用の動きが、日本の建設業界にどのような変革をもたらすか、注目が集まっている。