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デジコン編集部 2024.10.1

Skydio、革新的ドローンポート「Dock for X10」を発表。遠隔操作と自律飛行の新時代を切り拓く

CONTENTS
  1. 過酷な環境に耐える堅牢設計
  2. 遠隔操作と自律飛行の融合
米国の自律飛行ドローンメーカーSkydioは、エンタープライズ向け最新ドローン「Skydio X10」専用のドローンポート「Dock for X10」を発表した。

2025年夏以降、日本を含む全世界で順次出荷が開始される予定だ。この革新的なシステムは、ドローン運用の自動化と遠隔操作を大幅に進化させ、建設業界をはじめとする様々な分野での活用が期待されている。

過酷な環境に耐える堅牢設計


Dock for X10は、秒速約71.5メートルの強風にも耐える堅牢な設計が特徴だ。内蔵されたHVACシステムにより、-20℃から50℃までの極端な温度環境下でもドローンを安全に保護できる。さらに、豪雨や最大秒速約12.5メートルの強風下でも、昼夜を問わずドローン飛行が可能だ。

この高い耐環境性能により、Dock for X10は建設現場や災害現場など、過酷な条件下での継続的な運用を可能にする。建設プロジェクトの日々の進捗管理や、大規模施設のリアルタイム安全監視など、従来の人力では困難だった業務の自動化が実現する。

遠隔操作と自律飛行の融合


Dock for X10の革新性は、その遠隔操作能力にある。専用ソフトウェア「Remote Ops」を使用することで、インターネットブラウザを介して世界中のどこからでもドローン飛行を実行できる。操縦者は「Skydio Remote Flight Deck」を通じて、キーボードやゲームコントローラーでドローンを操作可能だ。

さらに、「Skydio Connect Access Points」と「Connect Fusion」の組み合わせにより、セルラー回線がない場所でも遠隔操作が可能になる。これらの技術により、一人の操縦者が複数のドローンを管理できるようになり、ドローン運用の効率が飛躍的に向上する。

Skydioの日本代表、柿島英和氏は「Dock for X10は、建設業界におけるドローン活用の新たな地平を開くものです。24時間365日の自動監視や、緊急時の即時対応など、これまで実現が困難だった運用が可能になります」とコメントしている。

建設業界では、この技術を活用した工事進捗の自動記録や、大規模現場の安全管理の効率化などが期待されている。また、災害時の迅速な状況把握や、インフラ設備の定期点検の自動化など、幅広い分野での応用が見込まれている。



参考・画像元:Skydioプレスリリースより
WRITTEN by

デジコン編集部

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