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デジコン編集部 2024.8.29

イクシス、新「橋梁DXソリューション」をリリース。橋梁点検を劇的に変革する3ソリューション

CONTENTS
  1. 1. 床版ひび割れ点検ソリューション
  2. 2. 壁高欄ひび割れ点検ソリューション
  3. 3. 床版平坦性点検ソリューション
イクシスは橋梁点検業務の効率化を図る「橋梁DXソリューション」をリリースした。

本サービスは、床版ひび割れ点検、壁高欄ひび割れ点検、床版平坦性点検の3つのソリューションから構成されており、

これにより、従来の手作業による点検業務に革新をもたらすことが期待されている。

橋梁の点検業務は、従来、熟練技能者による目視検査に依存していた。

しかし、技能者の減少や作業の過重労働が問題視される中で、効率化と省力化が求められている。

特に、橋梁の壁高欄や床版のひび割れ点検、床版平坦性の測定には多大な時間と労力がかかり、生産性向上が急務となっていた。このような背景から、イクシスはAIやロボティクス技術を活用し、橋梁点検におけるDXを推進する新サービスを提供するに至った。



1. 床版ひび割れ点検ソリューション


このソリューションでは、専用のロボットを操作して高品質な画像を取得し、AIによる解析を通じてひび割れを検出することが可能だ。

作業者は、タブレット上のAR表示を確認しながら、取り漏れなく効率的に点検を進められる。また、解析されたデータはWebアプリ上で「マップ」や「ヒートマップ」として表示され、直感的に状況を把握できる仕組みとなっている。

2. 壁高欄ひび割れ点検ソリューション


壁高欄の内外両側を同時に撮影し、そのデータをAIで解析することで、効率的かつ正確なひび割れ点検を実現する。

ロボットを使用することで、壁高欄との距離を一定に保ちながら撮影が可能で、取得したデータは自動で解析され、Webアプリ上で簡単に確認できる。国土交通省の「点検支援技術性能カタログ」にも掲載されている技術を採用しており、その信頼性は高い。

3. 床版平坦性点検ソリューション


このソリューションでは、3Dレーザースキャナを使用して床版の平坦性を高精度に測定する。約30m間隔で専用マーカーを設置することで、データの結合精度を確保。

さらに、独自開発のソフトウェアによって、取得した点群データを自動で結合・解析し、必要な部分のみを抽出して帳票にまとめることが可能だ。これにより、従来の手間を大幅に削減しながら、高精度な点検が実現される。


本サービスにより、橋梁の安全性がさらに高まり、メンテナンスコストの削減や、点検作業における人手不足の解消が期待される。


参考・画像元:イクシスプレスリリース
WRITTEN by

デジコン編集部

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