建設プロジェクトの成功には、適切な機械や重機の選択が欠かせない。
しかし、高価な建設機械を購入するのは、多くの企業にとって大きな負担となる。
そこで業界で普及しているのが建設機械レンタルサービスだ。
日本の建設機械レンタル市場の規模は、国内建設総投資額の2〜3%程度とされており、国内で使用されている建設機械の約6割がレンタルによるものといわれている。
近年は最新のICT技術を搭載した建機のレンタルも普及しており、作業効率を高めながらプロジェクトを進める手段として、その需要はますます高まっている。
本記事では、日本国内の建設機械レンタルを手がける大手企業8社を紹介する。
全国規模のネットワークを持つ専業大手から、建設機械メーカー直系の企業まで、各社の特徴と強みをまとめた。
三菱商事の100%子会社として、建設機械を中心に多様なレンタル事業を展開する老舗企業だ。
全国250カ所以上の拠点ネットワークを活かし、約4,700種類・約120万点もの商品を提供している。
(画像元:レンタルのニッケン WEBサイトより引用)
建設市場にとどまらず、イベント用機材や鉄道用機材など非建設市場へもビジネスの場を広げているのが特徴だ。
独自開発商品の展開や、メンテナンス体制の充実によって常に最適な状態で機材を提供する体制を整えており、海外進出にも積極的である。
北海道に本社を置きながら、日本全国に拠点を展開する大手レンタル企業である。
東南アジアや中国など海外市場への展開にも積極的で、グローバルなネットワークを構築している。連結売上高は約2,132億円(2025年10月期)で、業界国内第2位の規模を誇る。
(画像元:カナモトWEBサイトより引用)
特に寒冷地での建設プロジェクトに強みを発揮しており、独自の技術力と豊富な機材ラインナップが評価されている。
国内534拠点・海外23拠点、約5,000機種180万点の機材を保有し(2025年10月現在)、災害復旧や大型プロジェクトへの対応実績も多い。
また、建機レンタルのパイオニアである株式会社ニシケンを連結子会社として擁し、西日本エリアでのカバー力も強化している。
建設機械レンタルにとどまらず、イベント機材や仮設機材など非常に幅広い分野での対応力を持つ総合レンタル企業だ。
2023年4月に持株会社「ニシオホールディングス株式会社」体制へ移行し、中核事業会社である西尾レントオールが全国400カ所超の建機拠点を展開している。
(画像元:西尾レントオールWEBサイトより引用)
連結売上高は1,989億円(2024年9月期)。フランチャイズ事業にも力を入れており、全国50店舗以上を展開している。
地域密着型の柔軟なサービスを提供しながら、ICT施工への早期取り組みや、NETIS登録の高性能機材の導入など、安全性・生産性の向上に資する建機レンタルを推進している。
建設機械レンタル業界において、売上規模で国内首位に位置するのがアクティオだ。
連結売上高は約3,600億円(2024年12月期)に達し、全国444か所の営業拠点(2024年1月現在)であらゆる建設プロジェクトに対応できる体制を整えている。
(画像元:アクティオWEBサイトより引用)
最新のICT技術を搭載した建機の導入にも積極的で、作業効率の向上を支援するソリューションを提供している。
また、コンサルティングのあるレンタルを意味する「レンサルティング®」という独自の提案型営業スタイルも、業界内で広く知られている存在感を放つ。
環境に配慮したエコ機材のレンタルや、災害対応・インフラ整備などの社会的使命を果たすための幅広いサービス展開も、業界内で高く評価されている。
全国に広がる拠点を持ち、地域密着型のサービスを強みとする建設機械レンタル企業である。
(画像元:太陽建機レンタルWEBサイトより引用)
建設機械に加えて、土木・建築工事用資材や工具、農業機材、環境保全機材など、多岐にわたるレンタルアイテムを提供しており、さまざまな業界やプロジェクトに対応できる柔軟性を持つ。
定期的な機材メンテナンスに注力することで常に高品質な機材を現場に供給する体制を整えており、低燃費・低排出ガスのエコ機材の導入や災害時の復旧支援活動にも積極的に取り組んでいる。
建設機械メーカー最大手・株式会社小松製作所(コマツ)の100%子会社として、建設機械・フォークリフトの販売・レンタル・アフターサービスを行う企業だ。
2018年にコマツ建機販売・コマツレンタル・コマツリフトが合併し、現社名となった。全国7カンパニー162拠点体制で、売上高は2,370億円(2025年3月期)に達する。
(画像元:コマツカスタマーサポートWEBサイトより引用)
メーカー直系ならではの強みとして、コマツが展開するICTソリューション「SmartConstruction」対応機材をレンタルで利用できる点が挙げられる。
3Dマシンガイダンスなどのi-Construction対応建機を、購入という初期投資なしに現場に投入できるため、ICT活用工事を検討する建設会社から注目を集めている。
建設機械メーカー大手・日立建機株式会社の国内販売・サービス・レンタルを担う中核子会社だ。
油圧ショベルをはじめ、土木・ICT・解体・採石・林業・港湾荷役など幅広い用途に対応したレンタル機のラインナップを揃えている。
(画像元:日立建機日本WEBサイトより引用)
メーカー直系として、機材の整備・メンテナンス技術力の高さが強みであり、IoT技術を活用した稼働管理・予防保全サービス「ConSite」との連携も可能だ。
ICT建機を活用した土木工事の普及が進む中、建機レンタルとICTソリューションをセットで提案できる体制が評価されている。
1960年に建設機械レンタル事業のパイオニアとして創業した、西日本有数の建機レンタル企業だ。
現在はカナモトの連結子会社として全国ネットワークとの連携を活かしつつ、九州・中国・四国・関西から関東まで拠点を展開している。
(画像元:ニシケンWEBサイトより引用)
売上高は327億円(2024年10月期)に達し、直近も成長を続けている。
建機レンタル事業に加え、福祉用具レンタルを基幹事業の柱として育て上げた多角的な経営が特徴だ。
「離島に強いニシケン」としての独自ブランド戦略も推進しており、防衛関連需要など新たな市場にも積極的に参入している。
DX推進にも早くから取り組んでおり、クラウド化やRPA活用による業務効率化が進んでいる。
しかし、高価な建設機械を購入するのは、多くの企業にとって大きな負担となる。
そこで業界で普及しているのが建設機械レンタルサービスだ。
日本の建設機械レンタル市場の規模は、国内建設総投資額の2〜3%程度とされており、国内で使用されている建設機械の約6割がレンタルによるものといわれている。
近年は最新のICT技術を搭載した建機のレンタルも普及しており、作業効率を高めながらプロジェクトを進める手段として、その需要はますます高まっている。
本記事では、日本国内の建設機械レンタルを手がける大手企業8社を紹介する。
全国規模のネットワークを持つ専業大手から、建設機械メーカー直系の企業まで、各社の特徴と強みをまとめた。
株式会社レンタルのニッケン
三菱商事グループの信頼と広範なネットワーク
三菱商事の100%子会社として、建設機械を中心に多様なレンタル事業を展開する老舗企業だ。
全国250カ所以上の拠点ネットワークを活かし、約4,700種類・約120万点もの商品を提供している。
(画像元:レンタルのニッケン WEBサイトより引用)建設市場にとどまらず、イベント用機材や鉄道用機材など非建設市場へもビジネスの場を広げているのが特徴だ。
独自開発商品の展開や、メンテナンス体制の充実によって常に最適な状態で機材を提供する体制を整えており、海外進出にも積極的である。
株式会社カナモト
北海道から全国・世界へ広がるグローバル展開
北海道に本社を置きながら、日本全国に拠点を展開する大手レンタル企業である。
東南アジアや中国など海外市場への展開にも積極的で、グローバルなネットワークを構築している。連結売上高は約2,132億円(2025年10月期)で、業界国内第2位の規模を誇る。
(画像元:カナモトWEBサイトより引用)特に寒冷地での建設プロジェクトに強みを発揮しており、独自の技術力と豊富な機材ラインナップが評価されている。
国内534拠点・海外23拠点、約5,000機種180万点の機材を保有し(2025年10月現在)、災害復旧や大型プロジェクトへの対応実績も多い。
また、建機レンタルのパイオニアである株式会社ニシケンを連結子会社として擁し、西日本エリアでのカバー力も強化している。
ニシオホールディングス株式会社(西尾レントオール)
幅広い分野での対応力とフレキシブルなサービス展開
建設機械レンタルにとどまらず、イベント機材や仮設機材など非常に幅広い分野での対応力を持つ総合レンタル企業だ。
2023年4月に持株会社「ニシオホールディングス株式会社」体制へ移行し、中核事業会社である西尾レントオールが全国400カ所超の建機拠点を展開している。
(画像元:西尾レントオールWEBサイトより引用)連結売上高は1,989億円(2024年9月期)。フランチャイズ事業にも力を入れており、全国50店舗以上を展開している。
地域密着型の柔軟なサービスを提供しながら、ICT施工への早期取り組みや、NETIS登録の高性能機材の導入など、安全性・生産性の向上に資する建機レンタルを推進している。
株式会社アクティオ
業界トップの売上規模を誇るリーダー企業
建設機械レンタル業界において、売上規模で国内首位に位置するのがアクティオだ。
連結売上高は約3,600億円(2024年12月期)に達し、全国444か所の営業拠点(2024年1月現在)であらゆる建設プロジェクトに対応できる体制を整えている。
(画像元:アクティオWEBサイトより引用)最新のICT技術を搭載した建機の導入にも積極的で、作業効率の向上を支援するソリューションを提供している。
また、コンサルティングのあるレンタルを意味する「レンサルティング®」という独自の提案型営業スタイルも、業界内で広く知られている存在感を放つ。
環境に配慮したエコ機材のレンタルや、災害対応・インフラ整備などの社会的使命を果たすための幅広いサービス展開も、業界内で高く評価されている。
太陽建機レンタル株式会社
地域密着と多彩なレンタル機材での高品質サービス
全国に広がる拠点を持ち、地域密着型のサービスを強みとする建設機械レンタル企業である。
(画像元:太陽建機レンタルWEBサイトより引用)建設機械に加えて、土木・建築工事用資材や工具、農業機材、環境保全機材など、多岐にわたるレンタルアイテムを提供しており、さまざまな業界やプロジェクトに対応できる柔軟性を持つ。
定期的な機材メンテナンスに注力することで常に高品質な機材を現場に供給する体制を整えており、低燃費・低排出ガスのエコ機材の導入や災害時の復旧支援活動にも積極的に取り組んでいる。
コマツカスタマーサポート株式会社
コマツ直系、SmartConstructionと連動したICT建機レンタル
建設機械メーカー最大手・株式会社小松製作所(コマツ)の100%子会社として、建設機械・フォークリフトの販売・レンタル・アフターサービスを行う企業だ。
2018年にコマツ建機販売・コマツレンタル・コマツリフトが合併し、現社名となった。全国7カンパニー162拠点体制で、売上高は2,370億円(2025年3月期)に達する。
(画像元:コマツカスタマーサポートWEBサイトより引用)メーカー直系ならではの強みとして、コマツが展開するICTソリューション「SmartConstruction」対応機材をレンタルで利用できる点が挙げられる。
3Dマシンガイダンスなどのi-Construction対応建機を、購入という初期投資なしに現場に投入できるため、ICT活用工事を検討する建設会社から注目を集めている。
日立建機日本株式会社
日立建機直系、ICT建機レンタルにも対応する技術力
建設機械メーカー大手・日立建機株式会社の国内販売・サービス・レンタルを担う中核子会社だ。
油圧ショベルをはじめ、土木・ICT・解体・採石・林業・港湾荷役など幅広い用途に対応したレンタル機のラインナップを揃えている。
(画像元:日立建機日本WEBサイトより引用)メーカー直系として、機材の整備・メンテナンス技術力の高さが強みであり、IoT技術を活用した稼働管理・予防保全サービス「ConSite」との連携も可能だ。
ICT建機を活用した土木工事の普及が進む中、建機レンタルとICTソリューションをセットで提案できる体制が評価されている。
株式会社ニシケン
1960年創業の建機レンタルパイオニア、西日本に厚いネットワーク
1960年に建設機械レンタル事業のパイオニアとして創業した、西日本有数の建機レンタル企業だ。
現在はカナモトの連結子会社として全国ネットワークとの連携を活かしつつ、九州・中国・四国・関西から関東まで拠点を展開している。
(画像元:ニシケンWEBサイトより引用)売上高は327億円(2024年10月期)に達し、直近も成長を続けている。
建機レンタル事業に加え、福祉用具レンタルを基幹事業の柱として育て上げた多角的な経営が特徴だ。
「離島に強いニシケン」としての独自ブランド戦略も推進しており、防衛関連需要など新たな市場にも積極的に参入している。
DX推進にも早くから取り組んでおり、クラウド化やRPA活用による業務効率化が進んでいる。
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