浅香工業、狭いボックス内の土を除去する専用工具「PROLINE かきだし職人」を発売。スクレーパーとスプーンの2役を1本に

浅香工業は12月4日、量水器ボックスや止水栓ボックスなど狭く入り組んだ場所の清掃作業を効率化する専用工具「PROLINE かきだし職人」を発売した。

現場の職人が自作していた道具をヒントに、土の「ほぐし」と「すくい出し」を一本で完結できる製品として開発された。

スクレーパーとスプーンの両頭仕様で作業効率を向上

量水器やバルブのボックス内には長年の使用で土が溜まりやすく、メンテナンス時には除去作業が必要となるが、市販の工具では狭くて深いため作業しづらいという課題があった。

これまでは現場作業者がパイプなどを加工して独自の道具を作っていたが、「PROLINE かきだし職人」はこうした現場のニーズに応える形で製品化された。




最大の特徴は、片側が固い土をほぐす「スクレーパー」、もう片側が土を掻き出す「スプーン」となっている両頭仕様である。

これにより、2つの道具を持ち替えることなく、こびり付いた土を剥がしてそのまま外部へ排出する一連の作業をスムーズに行うことができる。


サイズは、取り回しの良い全長350mmの「小」と、深型のバルブボックスにも対応できる全長650mmの「大」の2種類を展開している。

また、視認性が悪い深い穴の中でも作業しやすいよう、柄の太さにもこだわり、握りやすさと強度を両立させている。